◇TOMOデータ的、BIM入門◇

 もう数年前から、建設業界ではBIMの話題が飛び交っています。 最近ではNHKのニュースでも取り上げられ一般の方にも知られ始めているようです。 私が初めてBIMというものを知ったのが、今から7年前の2008年くらいだったと思います。 当時はRevitのユーザー会なども参加させてもらって、すごいものが出現したなとワクワクしたのを覚えています。
 積算分野でBIMの話題が出始めたのが、2011〜12年頃、積算協会の「建築と積算」の2012年の春号で初めてBIMが取り上げられました。
 あれから数年がたち、国交省がBIM発注増やすとか、東京オリンピックの施設はBIMで設計になるとか世間ではビム、ビムと騒がしくなっています。 けれど、まだまだBIMって何、これからどうしていったらいいのと思われている方も多数いらっしゃると思います。
 先日あるテレビ番組で、民間衛星を作るのに普通だったら何百億円かかる費用を100分の1程度の費用で作れるというある東大の学生が起業したベンチャー企業の特集をやっていました。 その会社が民間企業に衛星を売り込みに営業に行きましたが、行くとこ行くとこ断られる中、 1社だけ日本で初めての民間の気象情報会社で有名なウェザーニューズ社の(故)石橋社長だけが夢の実現に協力しました。 その時言った言葉が「危険な海に飛び込む1匹目のペンギンになれ」という言葉でした。 これはどういうことかというと、野生のペンギンの群れでは、エサを確保するのにアザラシなどの天敵がいるかもしれない海の中に、まず1匹のペンギンが海の中に飛び込んで、 安全を確認してエサをさがします。そうして安全を確認してから群れの他のペンギンが海の中に次々に入っていきます。 つまりおいしいエサがあるかもしれないが天敵がいるかもしれない危険な(将来はすごく有望かもしれないがリスクもある)、未知なる世界に初めて挑戦する人間になりなさい、という意味です。
 BIMの世界に置き換えますと、もうすでに1匹目のペンギンは海の中に飛び込んでいます。 そして大丈夫かな、えさがたくさんありそうかなということで2匹目、3匹目と次々に飛び込んで行っています。(中にはあまりエサがうまく取れず引き返しているペンギンもいますが) そして今から飛び込もうとされている方もいらっしゃると思いますが、まだ乗り遅れているということはないようです。
 そこで、このコラムではBIMって何なの?BIMっていいの?BIMってやらないといけないのと思っている方を対象に、私なりの見解でBIMについて初歩的なところをわかりやすくお話しできればと思います。(間違っているところもあるかもしれませんが、どうかご勘弁を)
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